平均勤続年数は2~3年!?

IT技術は、その流行り廃りがとても目まぐるしい速度で移り変わっています。
昨日まで当たり前だったことだ今日になって変わる、なんていうことは当然のごとくあり、そのスピードについて行けなければIT業界ではやっていけないでしょう。

そのため、IT企業で働く人の平均勤続年数も2~3年ととても短いものになっています。
サラリーマンの平均勤続年数が6~7年なので、相当早いということがわかると思います。これにはいくつか要因があります。

まず、技術躍進のスピードについていけず、というものです。
前述したとおり、ものすごいスピードで技術が発展していくので、常に新しいことを取り入れようとする意欲が必要です。
この意欲が続かないという人が辞めていくケースがあります。

次に働き方です。技術躍進のスピード、幅が広がることにより企業は社内で全て対応するのが困難になる場合があります。
そのときに、フリーランスとして働くエンジニアと契約して派遣として雇うのです。
この派遣はひとつのプロジェクトが終了すれば契約が切れるので、これが離職率を高める要因になっています。
ひとつのプロジェクトは最短で半年、長くても3年くらいのものが多いです。

そして、これはもう会社で働くときに切っても切れないことではありますが、人間関係、特に教育制度による上司と新人の関係悪化で辞めるというケースがあります。技術指導に特化しすぎて、教育といってもほぼパソコンでのメールを介しての指導になります。人同士のコミュニケーションはほぼ皆無、というところもあるようです。
こうして出来上がるのが、まともに会話の出来ないエンジニアなのですが、こういった人とのコミュニケーションに悩み辞めていく上司、というのがいるそうです。

いずれにして大変だなとは思いますが、エンジニアは転職を繰り返せば返すほど年収も上がるとされているので、悪いことではないのかもしれません。
特にスマホやタブレットの使用が日常化されている近年においては、ゲーム業界が大きな盛り上がりを見せており、ゲーム制作のプログラミングのできるエンジニアも広く募集されている傾向にあります。広いIT業界、分野ごとの転職も面白みを見出せるかもしれませんね。